諸法無我

旅行記や、日々思うことについて

私の2017年末とぼんやり考えていること

こんばんは。

年の瀬に差し掛かりクリスマスイブときていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

思えば今年は「咀嚼」の年にすると銘打ち、自分の中に流れ込むあらゆる情報を噛み砕き、吸収していこうと試みた一年でした。

karinto-monster.hatenablog.com

(今年全然更新してない。。。)

咀嚼の名の通り、今年は今までにないくらいジャンルを問わずいろんな本を読みました。

そのすべての刺激を噛み砕けてかはわかりませんが、咀嚼を意識するのとしないとのでは多少読み方も違ったんじゃないかなーっていうぼんやりとした思いはあります。

咀嚼して自分の中に生まれた思いをFacetoFaceでお話しできたりする場があったらなぁ。。。なんて思っています。

やっぱり、自分の口に出して発信することが思考を鍛える一番のトレーニングになりえると思うので。こういうブログだと一方通行の発信になりがちなので。。。

 

ちなみに最近読んだもので印象的だったのが我らがキョンキョン小泉今日子氏の対談集。

小泉放談 (宝島社文庫)

小泉放談 (宝島社文庫)

 

 ほぼ表紙買いだったけど50代の女性が考えていることなんか普段は母親の口以外からはうかがい知れないし、ある意味新鮮で面白い。小泉今日子さんが諸先輩方と「齢50を迎える」ことについて対談する、という内容なのだけれど、世代の離れた人々の考えているあれこれも結局は我々同世代の悩みと本質的に同じなのかもね、って思えるような話もあって20代の人が読んでもなかなか考えさせられるところもあると思う。

 

特に印象的だったのが平松洋子さんとの対談で「やらないことを決めること」という話題が出たこと。これって50代じゃなくても人生の中である選択を行うときにすごく重要で普遍的な考え方だと思った。

 

小倉ヒラクさんも同じようなことを言っていた(30代とは言ってるけど、自分は全年齢に言えるのかなと思います。)。色々と目移りしやすい自分にも刺さることが何となくあってなんだかジーンときました。さすがに地獄に落ちるか??とは思わないけれど重要な選択観であることには同意します。

 

あともう一冊、今日買った本がこれ。

相模原事件とヘイトクライム (岩波ブックレット)

相模原事件とヘイトクライム (岩波ブックレット)

 

 昨年の夏に起きた凄惨な事件の本質を探り、ヘイトクライム問題の根絶について述べる、といった内容。今思えばあの事件の怖さは加害者の「正義」を実行したことに対する世論の思想的なカウンターが完璧に機能してなかったことだったのかなあ、って思う。

健常者たるわれわれの中にも優性思想の芽は潜んでいて、ある意味加害者の思想にも部分的な肯定を社会が認めてしまったことに対して、あの事件が起きた時からなんとなく不気味さは自分は感じていたんだと思う。今になってやっと言語化に至ったんだけど。

この頃よく問われる「自己責任」の問題にも通ずるところがあるんじゃないかなぁ、とぼんやりこれも考えています。

 

「自己責任」の話はまた今度、数年前の1月に起きた別の事件にも寄せて書けたらなあと思います。その事件も個人的には当事者でもないのに異常なまでに精神的にダウナーになるほどの衝撃を受けたものなので、まともな文章として組み立てられるか正直自信がないです。来る1月に向き合って、しっかり自分の思うところを書きたいと思います。頑張ります。

 

もうひとつ、決めたこと

前々から興味があって学習意欲はあったのですが、中国語の勉強をまじめに始めようと思います。もともと中華圏に予行する機会が多かったので会話のスキルを上達させたいという思いがありました。

なかなか継続して物事に取り組むのが苦手なタイプなので前途多難ですが、ネイティブの先生と発音からじっくりじっくり腰を据えて取り組んでいきます。

旅先の料理屋でナチュラルに会話ができるくらいには…と思い、勉強に励みます。

今年の年末も台南に行ってくるので、飯食ってだらだらするのに加えて学習に対するモチベーションも高めに行ってきます。こっちも頑張ります。

 

だらだらふらふらとした文章に今後もお付き合いいただければ幸いです。

最後に、個人的ベスト2017ミュージックでお別れを。

www.youtube.comこれを聞くと2017年を思い出せる、そんな曲に出会った気がします。