欧州旅行⑥ Paris part2
欧州旅行記もようやく半分くらいでしょうか、
パリ編パート2でございます。
オルセーを訪れた後はパリのを流れる大河、セーヌ川の川岸を歩きながらエッフェル塔方面を目指す。
ちなみにパリではセーヌ川の南側を「左岸」といい、対する北側を「右岸」という。
総じて左岸の方が治安は良さげなイメージだ。
パリはとにかく地区によって治安の差が顕著なので、旅行に行く際は本当に気を付けたほうがいいと思う。特にパリの中でも18区をはじめとした北部は本当にパリなのか?と思わせられるような印象もある。あくまでイメージの話であり、決めつけてしまうことがいいことではないのだが、旅行中は用心に越したことはない。
やはりパリでもとりわけ有名な観光地だけあってか人が多い。アジア人の姿も良く見受けられる。
しかしそれよりも目立つのがアフリカ系と思しき黒人たちの物売りの姿だ。自撮り棒やら怪しげなパリグッズを観光客に売りつけている。それも非常に数が多い。
彼らのバックグラウンドはアフリカの旧フランスの植民地からの移民か、それとも北アフリカの紛争地帯から命からがら言葉の通じるフランスに逃げてきて、こういった職に就いているのか…
地下鉄のホームの難民やスリが多く見られる事からも、我々日本人が思う以上にフランスという国は昨今のテロの頻発が象徴しているように混沌の最中にあるのかもしれない。そんなことを考えてばっかでエッフェル塔自体に対して、これといった印象がないのが正直な印象だ。
夕食はスーパーで買った謎のよくわからんやつ。
ムール貝とサモサは良いとして、謎サラダはキヌアがメインなのだろうか。
翌朝はやはりここは外せないということでルーヴル美術館を訪れた。
とにかくコレクションの量が膨大で、とても一日ではすべてを見切らない。特定の分野に絞って鑑賞しなければ、見たいものも見れずじまい、ということになりかねない。
オルセーよりも古い時代の作品が多めなので、宗教画が必然的に多くなってくる。
ナポレオンがイタリアからぶん捕ってきた絵らしい。
他にもルーヴル所蔵のオリエントコレクションやエジプトコレクションは非常に充実していて、ある意味近代帝国主義の遺産だ。
モナリザの前は、ものすごい人だかりだ。
勝利の女神であるサモトラケのニケ。実はあのNIKEマークと起源を共にする。
やはりエジプトコレクションは至極の充実っぷりである。
遊戯王世代的にはエジプト感あふれるコーナーにはロマンを感じずにはいられない。
当時の人々の習俗や死生観を、遺されたものから知ることが出来る。
猫のミイラまであるので驚きだ。
ルーヴル、内部装飾も細かいところまで施されていて、つくづくフランスと言う国は美意識が高いのだなと感じさせられる。パリの街中は犬のウンコであふれてるけどな!
この帳簿つけてる絵好きです。
3年D組近代合理主義先生!!!
として知られるデカルトさんともお会いしました。cogit ergo sum~
オランダ勢もいます。
フェルメールの「天文学者」なんか来日したときは大騒ぎだったけどこちらでは案外皆様素通り。あー、そういうものなのね…
特別展は星と神話をテーマにしたもの。
特別ゲストはなんとヴェーダ―卿。
なぜかEP3のメイキングがずっと流れてた。ヘイデン・クリステンセンが若くて泣いた。
ルーヴルはざっとこんな感じでした。
この日はもうちょっと続きがあるので、ひとまずここで切りたいと思います。