中国旅行④ 香格里拉(Shangri-La, Xiang ge li la)
いよいよラストです。
二日目の朝、起きたらそこは…
銀世界やんけ!!!
しかし外を出歩いた感じ思ったよりも暖かい。
これはすぐに溶けるなと踏み、香格里拉における計画の実行のためにまずは古城に向かい、適当にプラプラ歩いて白タクが声をかけてくるのを待ってからチャーターする作戦を実行。代理店とか通したら高そうだし。
古城に入ってすぐに声をかけられる。
おじちゃん「くぁwせdrftgyふじこlp;????」
行きたいところを書いたメモ帳を見せると
おじちゃん「おk!」
地元のチベットおじちゃんドライバーをチャーターして、石卡雪山(shi ka xue shan)、ナパ海、松賛林寺(song zan lin si)の三か所を巡ってもらうことに。
メモ帳片手に交渉して、150元。
はっきり言って、格安です笑
これだから白タクはやめられねえぜ!
というわけで、まずは石卡雪山のある藍月山谷風景区へ。
公園の入り口に近づくと、チベット仏教の祭壇(オボ?と言うモノ?)が両脇に見えてくる。
ロープウェイ乗り場で220元を支払い、ここから4500mの石卡雪山の頂上を目指す。
ちなみにロープウェイは二基乗り継ぐ必要があります。
この写真、カナダで撮ったって言っても信じかねないですね。
谷底には放牧ヤクが数頭。
一基目を乗り終えたところの風景。
ここはまだ天気がマシ…
二基目のロープウェイを乗ってる途中に、森林限界かと思われる場所に達します。
この先はいよいよ岩と雪だけの世界です。
高山病気味なのか、心なしか頭痛が…
腹式呼吸を意識します。
ついにピーク付近の遊歩道に到達!吹雪いています。何も見えない。
天気のいい時ならばシャングリラ市街や北方にある6000m級の山々を眺望できるとのことでしたが、それどころではない笑
4500m!富士山を越えたゾ!!!
時折晴れ間も顔を見せますが、ほんの一瞬…
ピークにいた時はアドレナリン出まくりで高山病なぞどこへやら、と言う感じでしたがとにかく吹雪が酷く寒いため、見るものを見た後は再びロープウェイにて下山しました。
降りるころにはこれでもかってくらい晴、晴、晴!
タルチョが揺れるさまが美しい。
続いて向かったのがナパ海と呼ばれる広大な草原地帯。
雨季には雨水が溜まり広大な湖が出現するらしいのですが、残念ながら今は乾季。
荒涼とした大地が広がっています。
あちこちで豚やら馬やら鳥やらをみかけます。
ドライバーのおっちゃんのジェスチャーから察するに、この鶴のような鳥が見られるのはけっこうレアだぞ!とのこと。
確かに野生の鶴なんて滅多に見ないですもんね。
続きまして、ナパ海を後にして香格里拉の小ポタラ宮とも呼ばれる松賛林寺に向かいます。
松賛林寺へのシャトルバス乗り場。
中国の観光地はなぜか巨大ディスプレイ付けたがり。
ここで料金を払ってバスに乗り、少し離れたところにある寺院に向かいます。
THEチベット寺院と言う感じです。
確かにラサのポタラ宮に似ていますね。
3つの大きなお堂のうちひとつ。内部は撮影禁止です。
独特の美的感覚です。
チベット仏教に近い系譜を持つ日本の密教も国内の仏教としては比較的特殊な教義や美的感覚をもっているのも納得させられます。
寺院内部は僧侶の生活区域も兼ねているようで、掃除や洗濯、そして修行に励む僧侶をよく見かけます。
今回のベストショットだと思います笑
チベット仏教は仏教とチベット土着の宗教が結びついて生まれたものであり、仏教としてはある程度共通した世界観を感じられるものの、実質は別物であり、仏教と一言で言っても伝播した先々で独自の発展を遂げていることを実感させられます。
もちろん、日本も例外ではないのですが。
独特の雰囲気の中で、チベットの人々の信仰の一端を知ることができ非常に面白かったです。
松賛林寺を後にして、おっちゃんに今日のチャーター代を払った後は古城内の食堂へ。
ほいこーろー
えのきと豚肉のスープ
チャーハン
まーぼーどーふ
全部激ウマでした。
連日のスパイシーフードの応酬に耐えてきた我々でも安心して食べれるほどの、中国にしてはやさしい味でした。
最後に宣伝笑
シャングリラにお越しの際は、ぜひこちらのお店をごひいきに!!