いまになって椎名林檎をよく聴く件
椎名林檎をよく聴く件
椎名林檎のデビュー20周年記念のトリビュートアルバムが出ると聞いて、
何となくこの頃椎名林檎をよく聴く。
このアルバムの中に収録されている中でも特にお気に入りだったのが
今回三浦大知がカバーを担当した「すべりだい」
これを初めて聞いたのは確かカップリングを集めたアルバムだったかな。
初めて聴いた時からなんか大人っぽい曲やな~と思ってたんだけど調べてみたらまだデビューしたての頃に世に出た曲だと知ってものすごく驚きました。
歌詞の節々の言葉遣いは真似したくなるようなセンスのものばかり。
特に最後の、
こだわっていると思われない様に
右眼で 滑り台を見送って
記憶が薄れるのを 待っている
流れるような歌い方なんだけど一回聞いただけでばっちり印象に残るんですよね、
不思議なことに。
このごろ仕事帰りの車内でよく聴くのが
www.youtube.com個人的にすごくハマる曲にはアーティストを問わずなぜか共通点があって、
「月」とか「犬」(両方あればなお良し)が絡んでくる曲にハズレはないと思ってます。
無論この曲も例外に漏れずドはまりしました。
明日 くたばるかも知れない
だから今すぐ振り絞る
只 伝わるものならば 僕に後悔はない
夜道を散歩しながら聴くと何となくセンチメンタルな気分になれます。
自分は振り絞りながら生きているのだろうかと自問自答しながらも、うだうだと日々、周りに流されながら生を重ねていく姿は負け犬そのものだとでも云うのでしょうか。
でも聴いているとどこか秘めた熱いものを感じるんですよね。
www.youtube.comこれも好き。
曲調は「すべりだい」みたいにどこかジャジーで妖艶な雰囲気。
歌詞はぶっちゃけよくわかりません。
番外編 ~「月」と「犬」~
一番好きなのはこれ
①「月に吠える」a flood of circle
動画ありませんでした。
でも素晴らしいのでぜひとも聞いてほしいです。
ちょっとぶっ飛んでる頃の川本さん
②「LOVE&LUNA」川本真琴
「闇」と「月」、まるで中二病のようだ。
③「闇に目を凝らせば」GLIM SPANKY
パッと見た感じ「犬」少ない。。。
BaseBallBearのB面が好き
高校時代にそれこそCDが摺り切れるほど聴いた曲(実際は2GBのクリック音の鳴るiPod nanoのMP3音源なのだけれど)というのは、数年を経た今でもなかなか抜けることはないし、たぶんこれからもずっと愛着をもって聴き続けることができるのかもしれない。
そんな高校時代に愛してやまなかったバンドがBaseBallBear、今もなお人気の高いバンドです。
青春のきらめきを感じさせるような曲調とは裏腹にVo.小出の表現する世界観はどこか陰鬱で、言っしまえば一種の気持ち悪さ(褒め言葉です)さえも感じられるところが妙に当時の自分の趣味にマッチしたのだと思います。
キラキラしようとしてもなりきれない、ワナビーっぽさ。
何者にもなりきれない不完全さや未熟さが余り余るほどに、彼らの曲を通じて伝わってくるのがたまらなくて、当時彼らが出ていたスクールオブロックのラジオもよく聴いてたような気がします。
ロックのスペルはL・O・C・K!って言えば反応する人が一定層、我々の世代にはいる気がします。懐かしいなぁ。でも不思議とあの番組の内容はほとんど覚えていません。あれだけ聴いてたのになぁ。。。
少し話は逸れましたがBaseBallBearの曲は個人的にB面、いわゆるカップリング枠の方が好きだったりします。
例えばこれ。
www.youtube.comこの曲、クッソ爽やかな風に聞こえるんだけどなんだかやりきれない感じがあるのよね。わかります?別にそんな甘酸っぱい歌でもないんですがこの歌の中の「俺」をは「君」と過ごす今年の夏が過ぎ去っていくのを本当に口惜しがっていて、今を生きているがゆえに情景描写が冴え渡っている、と思うんですよ。
この歌を聞くと高校時代の情景がフラッシュバックしてきて、色々な思い出が湧き出てくるんですよ。それこそ「君」と過ごす今を生きていた「俺」と自分が重なり合うような感じですね。これ書いてる僕めっちゃ気持ち悪いですね。まあ僕の場合「君」はいませんでしたが。うるせえバカヤロー。
www.youtube.comこれとかもね。
今聴いてみるとスーパーカーの影響すごく強いのかなって思っちゃいますね。
ベボベの曲はどちらかというと根暗寄りな人たちの目線に立ったものが多くて案外ネガティブな文言が歌詞に含まれがちなんだけど、それでもなんだか世の中悪くねえな、って思わせてくれるようなものが多いような気がします。そういう歌に救われてきた人は少なからずいたんじゃないかなと思います。
そして一番好きなのがこれです。
www.youtube.com最初のカッティング?っていうのかな。もうこれ聴くだけで堪らないよね。
そしてこれでもかってくらいネガティブなワードに溢れる歌詞の間に繰り返される「見せてくれ そのスマイル」ってのが当時よりも今だからこそ響く言葉だなって思います。確かに昔よりも心から笑えなくなってることが増えてきてるなあと日々を過ごして思います。もちろんBOYS MAY CRYの名の通り泣きたくなるような日だってある。
この歌詞は決して「泣くな」とは言わなくて「俺の胸で泣いたっていいよ」と繰り返してくれるだけ。でもそれがいいんです。笑えるその日が来るまでたんと泣いてればいいんだって、BaseBallBearにしてはストレートに、且つ婉曲的に励ましてくれる大好きな曲なのです。
もちろんA面も「ドラマチック」「changes」とかいい曲がいっぱいあっていいんだけど、BaseBallBearに関してはB面が大好きです。
いつまで聴き続けるのかはわからないけれど、自分の中でしばらく色褪せたりはしない、そんな気がします。
次の旅と設備投資
次なる旅
4月末からマレーシアはクアラルンプールに行きます。
宿もすでに確保していて、チャイナタウン近くの安ホステル。
飯を食うにも街歩きをするにも申し分のない環境なので、すでに心躍っております。
例のごとく計画なるものは特に立てないつもりですが、
・バトゥ洞窟
・マラッカ(日帰りできる?)
・イスラム美術館
あたりは行ってみたいなあと、ぼんやり考えてます。
あとは多民族国家ならではのエスニック飯&華僑カルチャーに触れること。
もちろん市場巡りも外せないですね。例えば発酵させた塩漬けアミエビをペースト状にした独特の調味料があったりと、現地ならでは味わうことのできる刺激的なものを大いに味わってみたいなあ、と。
GoProを買った件
最新よりはひとつ型落ちのHERO5が家電量販店でAmazonよりも安く販売されていたのでラッキーと思い購入。
まだ各種アクセサリ等を買い揃えていないのでテストを行えるのはもう少し後になりそうですが、旅行をはじめ釣りやら各種自然探索活動にも使えたらすごく楽しそうですね。
春だからね、ワクワクすることを始めなくちゃね。
これを機にパソコン内のいらないファイルやらを大整理。編集できる準備を整えつつあります。何かしらの形で撮ったものをでお届けできればと思います。
chromecastを買った
先日、某家電量販店を物色していたら以前から気になっていたchromecastを見つけました。
この頃中国語勉強やらなんやらでyoutubeはじめ大画面で動画を出力出来たら便利やなぁ~と何となく思っていたので、4,000ちょっととべらぼうに高いわけでも無かったので軽い気持ちで購入。
このように、パッケージに掲載があるような動画サービスをテレビに出力できます。
設定も簡単で、携帯にアプリをダウンロードしてテレビのHDMIに接続したchromecast本体をWiFiネットワークに繋げてあげるだけ。あとは携帯をリモコン代わりにしてテレビに動画を出力できます。
一応画質がイマイチなんじゃないの?みたいな一抹の不安はありましたがいざ再生してみると心配ご無用なのでありました。
非常にきれいに映ります。
youtubeを出力する場合も操作方法はスマホやパソコンと同様で、何なら自動生成の字幕まできちんと反映してくれます。非常に優れモノですね。
これで海外の釣りtuber動画も問題なく楽しめますネ。
インドア面のQOL爆上がりします。
実は映画とかドラマもいろいろ観たいものがたまっていたのでブルーレイレコーダーも併せて検討してたんですが、だいたいは配信で視聴可能だしhuluとかNetflixに加入したほうがレンタルしたりするよりもコスト面を考慮してもよさげという結論になりました。
似たようなものにamazonのfireTVmoありますがプライム会員で動画見まくるならあっちの方がいいかもですね。こちらはプライムビデオに未対応なので。
春や昔十五万石の城下かな
と正岡子規も詠んだような、松山へといってみたいですね(去年行ったけど)。
なんとなくあたたかに感じる四国の雰囲気を想像すると、瀬戸内海を飛び越えて今からでも飛んでいきたくなるほど。
花粉と風邪
このごろは花粉症で鼻水ダラダラ。
と思ったら知らぬ間にどこからか風邪菌もいただいたようで、花粉症と併発状態でなかなかタフな初春を満喫しております。
思えばこの前のインフルから免疫が落ちていたのかもしれない。
昨日あたりは夕方時点で「このまま働き続けるとヤバい」と直感で判断し、残業もなしに超絶久しぶりの定時退社で即帰宅。
葛根湯とR-1ヨーグルトを飲みまくり睡眠時間も十分に確保して溜まりに溜まった負債を返済、万全の対処で先制防衛。発熱は免れたようできょうはなんだか一山超えた感がありますな。
葛根湯が効いているのかR-1が効いているのかはたまた睡眠を確保したことが有効打になったのかはわからないけど、いかに健康な応対を保つのかが若いころと違って重要な要素になり始めてるんだなと思うとぞくぞくしてきますね。
中国語について
なんとなしに勉強し始めてから2か月とちょっとぐらい経ちます。
やり始めて思うのは、やはり自分は言語を学ぶのが好きであるということ。そしてその裏にある文化のことも好きになり始めているということ。
英語の授業だってなんだかんだで好きだったし(ロクに喋れるようになったわけじゃないけど)、感覚的に語学を学ぶことはおそらくあらゆる学問の中でもわりかし相性がいいのだと思います。
漢字ならなおさらわかりやすいので、日本人だからこそ入りがいいというのはあると思います。
昔ベルギーのバーで会ったアルゼンチン人に「君は日本人なのだから中国語を学ぶのに西洋人に比べ絶対的なアドバンテージがある、なぜ学ばないのか?」と言われたことをふと思い出す。あそこでああいう風に言われたのが今まで何となく心の奥底に残っていて、今頃になって焚き付けられてきたんだろうなと思う。
日常の中で断片的に触れる外国語の意味が分かるようになる感動をここ最近はところどころで味わえるようになったのに加えて(仕事柄中国語と英語はよく見かける)、SNSで中華圏情報もよく入ってくるようになったので言語面だけじゃなくてカルチャーそのものも含めて一層好きになってます。あぁ~蘭州牛肉麺食いてぇ~。
これからもじわじわと、ゆっくりと学び続けていこうと思います。
このごろはなぜかアニソンっぽいものを久しぶりに聞きたくなってます。
春が近いからなのか、ウキウキしてるんでしょうか。
次はどこに行こうか?
先日のつぶやき。
次はどこに行こうか、迷ってます。
次に行くなら
— 愛と捨てる (@since1867) 2018年2月28日
①クアラルンプール
・あったかい。フルーツがうまそう。
・華人が多い。東南アジアミックスの中華エリアの雰囲気味わいたい。
・ムスリムも多い。たまにはイスラームカルチャーにも触れたい。
・↓これ見てからずっと行きたい
②広州
・飯は確実にうまいはず。たぶん辛くないはず。
・割と暖かめ。物価安いしフルーツたくさん買えそう。
・中国南部の沿岸都市を回っておきたい。
・再開発から取り残されてるエリアがとてもハオいとの噂。気になる。
・開平がある。
・アクセスは容易。香港経由か?
・ずっと行きたいところ。高校時代から気になってる。
・言語のハードルは一番高い。物価も高い?
・行くなら夏。スラブ圏だけど旧ユーゴエリアと比較してみたい。
・尾道で会った日本オタクコスプレイヤーがいる。向こうで会ってみたい。
・ロシア飯は気になる。北朝鮮レストランがあるとかも聞いたような・・・
④花蓮
・台湾東部は未開なので開拓したい。
・飯は美味いはず。
・台鉄の旅はやはり憧れる。
やっぱ比較的クアラルンプールか広州が優勢ですな。
後はお財布とお休みと相談じゃ。
他にもどこかよさげなところがあれば教えてください。
鮒と鯉は美味い
2月のはじめごろ、前々から食べたかった鮒寿司を食べに滋賀まで足を運んでました。
ちなみに鮒寿司は伝統的な発行食品:なれずしの一種で人によっては納豆のように受け付けずダメ、絶対状態に陥る人もチラホラいるとか。
個人的にそういう発酵系は嫌いな部類ではないし、今まであかんと思ったのも臭豆腐レベルでもない限りは大丈夫だろうということであまり深く考えず突撃してまいりました。
2月の滋賀県はとてつもなく寒い、
盆地ということもあってか風が強くその厳しい気候はかつて住んでいた東広島を思い出させます。
JR石山駅から風吹きさすぶなかを徒歩で約15分、今回訪れたのは琵琶湖畔にほど近い
"ちか定"というお店でした。
ウナギがメインのようですが鮒やらすっぽんやら各種淡水系も取り揃えています。
今回のメインターゲットの鮒ずしに加え、鯉定食を注文しました。
まずは鮒寿司から。
ツブツブしてるのは鮒の卵。
卵も一緒に米と漬け込み、寝かして作ります。
米は乳酸菌発行でドロドロに溶け込んでいるのでコメの残骸らしきものと一緒に食べます。
なんとなくチーズっぽい香りを感じながら、口へと運ぶ。。。
ほ~ん、なるほど~。
発酵由来のさわやかな酸味を感じさせつつも、噛みしめるに強いうまみを感じる。
口に入れた当初は確かに発酵食品特有のえぐみ?みたいなのも感じられるけど一度口に入れてしまえば問題ナシ。
酒のあてにはもってこいの味でしょう。
発酵過程で生成した酢酸?で骨も気にならずに食べれる。
いわゆる江戸前寿司のシャリが酢を用いることになったのも、なれずしの酸味を再現するためだったという。
今まさに口にしたのは寿司のオリジン、ということなんですね~。
続いて鯉定食に。
こちらが鯉こく。
内臓ごとその身を甘辛-く煮付けた一品。
その名の示す通り、鯉という魚が持つ"コク"を存分に感じられます。
丁寧に料理すればこんなにもおいしい魚だったのか、と驚きです。
ちなみにこいつに山椒を振りかけると鰻にも負けないほど相性抜群で、幸せなことになります。
鯉の洗いも初体験。
酢味噌で食べるという室町時代継承スタイル(と勝手に思っている)。
やはり生で食べると顕著に感じられるのが、鯉という魚が持つうまみ・コクの強さ。
下手に臭み取りの薬味を添えたりせず、一般的に泥臭さから生食の敬遠される淡水魚の本来の実力を引き出すスキルは、その下処理に依るところが一番大きいんでしょう。
おそらく、素人が真似ても生で食える鯉をこのレベルで提供できるとは思えない。
恐ろしや鯉の本気。。。
そして今回の一番がこちら
シンプルなが鯉のうま味を染み渡らせた白味噌ベースの味噌汁。
もうこれがね。。。
日本の味噌汁界の中でもトップ争いできちゃうんじゃないか?ってくらいの非常に濃い・鯉~い味なのですよ。言ってしまえば白みそで溶いた鯉のあら汁なんだけど、だいたいあら汁の中の魚の身がスカスカになりやすいものなのに対し、こちらの鯉はまだまだ味が残ってて、骨の髄までしゃぶりつきたくなるレベル。身の質もゼラチン質が強めで身離れ良いのも地味に〇。
そいで鯉の味と白味噌との相性の良さたるよ。若干甘目の仕上がりなので粕汁を飲んでいるかのような上品な口当たりながらも鯉特有の自己主張の強いうま味が喉を刺激しにかかる。ほかの魚にはこのタイプの汁物は作れない。
この日の逸品は、確実にこれでした。
ちなみに琵琶湖周りは八珍と呼ばれる地域色の強い食材がほかにもあるそう。
暖かくなるころ、これは再び赴かなければいけませんね。
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